広島県設備設計事務所協会ホームページにご訪問くださりありがとうございます。
当協会会長の上野浩司と申します。
私たちは主に設計事務所で構成する正会員、そして設備機器メーカー、設備工事会社、設備資材卸会社等で構成する賛助会員から成ります。何かしらご興味を持たれ初めてここにご到着された方、そして情報を求めて何度かご利用された方々、そして私たちの業界に携わるベテランから若手技術者の方々、そして将来建築設備設計技術者を目指される皆様のおかげさまで、私たちが日々設計業務に邁進できますこと心より感謝申し上げます。
さて、私たちの主たる仕事、「建築設備設計」という仕事について少しご紹介させていただきます。言葉通り、建築の設備に関わる設計ですが、その内容は多岐にわたります。皆さんよくご存じの小中学校などの校舎や体育館、毎日のように利用する駅のターミナルやショッピングモール、コンビニエンスストア、職場が入るテナントビル、そして安らぎの場でもある住宅マンションなど、これらすべての施設には必ず「建築設備」が存在します。
「建築設備」の中には目に見える照明器具、空調機器、給排水器具から、建物の中を張り巡らされる配管、電気配線、それらを監視・制御する中央監視設備など、人間で例えるなら「建築設計」は顔や皮膚や筋肉骨格、そして「建築設備設計」は頭脳や内臓や血管のようなものだと言えます。それらを図面化し、実際に皆様に利用されるよう具現化するお手伝いをするのが「建築設備設計」です。
そんなどこにでもあって毎日関わらないことのない「建築設備」の業界について、意外にもその存在を知らない若い方が多い現実があります。かつての若かりし私もそうでした。私共の業界の問題点、人材不足は他分野においても聞かれる共通課題で、少子高齢化が進むなか、今最も大きな問題ととらえております。それに反して「建築設備設計」の技術者が年々多方面から求められることが多くなり、人材不足問題に拍車をかけております。こんなにも世に求められるなら、人様の関心をむけられないはずはない。もっと関心を向けてもらいたい。ホームページ冒頭にあります 「衣・食・住の近くに私たちがいます」のスローガンは、私たちが皆様にもっと身近に感じていただきたい、そんな願いを込めてつくりました。
最近では、「建築設備設計」の内容も日々進化しており、私たちも正会員、賛助会員の皆様と技術の研鑽に励んでおります。そんな最新設備機器について、当協会事務所に、賛助会員の協力のもと、いくつかの機器を常時展示しておりますので、お気軽にお越しください。これからもスペースの許す限り増やしていこうと思います。また、その内容について深く知りたい、採用してみたい、などございましたら私たちにお問い合わせください。そしてこれからも、皆様との接点を増やしていき、「建築設備設計」のファンが増えていき、やがては私たちとともにこの業界で活躍されることを正会員、賛助会員一同心よりお待ちしております。